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病院の電気代の相場|病院こそ節電が急務である理由とコスト削減のアイデア

病院の経営者や電気代管理担当者の方は、電気代の高騰に頭を悩ませていることでしょう。本記事では、病院での電気代の相場、内訳を紹介し、節電が急務である理由について述べます。

さらに、今すぐ実践できる電気代コスト削減のアイデアから、設備更新時や新築・改修時に検討したい節電対策まで、幅広く紹介します。本記事を参考に、病院の電気代削減に取り組んでみてください。

病院の平均電気代

病院や医療関連施設の電気代相場は、延べ床面積75,000㎡の病院(医科大学の外来棟)で年間1億円(※)にもなります。これは月額に換算すると約833万円で、一般家庭の電気代の約1,000倍に相当する金額です。

歯医者や個人クリニック規模の場合、延べ床面積が500㎡程度だと仮定すると、単純計算で年間約667万円、月額約56万円の電気代がかかっていると推測できます。個人クリニックでも、一般家庭の数十倍の電気代負担があるのです。

※従量料金のみで基本料金は含まない費用です。

参照元:環境省

病院の電気代の内訳

病院の電気代の内訳を見ると、空調と照明の消費電力比率が高く38%と37%、エレベーターとOA機器が4%を占めています。

また、病院の電力需要は日中のピーク時間帯に集中しており、夜間や早朝の消費電力量はピーク時の約40%程度に留まります。24時間稼働が求められる病院でも、時間帯によって電力需要に大きな差があるのです。

参照元:首相官邸│節電アクション

病院にとって電気代の削減が急務である理由

近年、コロナ禍、国家間紛争、円安などの影響で電力の高騰が続いています。経済産業省の調査では、2022年の電気料金は前年比で27.96%上昇しました。多くの医療機関で前年よりも電気代が上がっており、中には新電力会社の大幅な値上げや事業撤退により電力不足に直面しているケースもあります。

病院は患者の命を守るために、24時間稼働させておく必要がある設備や医療機器を多く導入しています。そのため、電気代の高騰は病院経営を左右する重大な問題になりえます。病院にとって、電力をはじめとした省エネ対策、節電対策は待ったなしの課題だと言えるでしょう。

参照元:山形県保険医協会|【調査結果】 コロナ禍の中の電気料金等高騰 医療機関の経営圧迫 食材料費の値上げにより患者の入院食にも影響

今すぐ実践できる病院の電気代のコスト削減アイデア

ここからは、すぐに取り組める病院の節電アイデアを紹介します。

  • 給湯用設備の使い方を見直す
  • 空調設備の使い方を見直す

給湯用設備の使い方を見直す

給湯用設備の使い方を見直すことで、節電効果を得ることができます。

具体的には、トイレの温水便座のヒーターや温水の通電をこまめに切る、使用しない時間帯は温水器の電源をオフにする、などです。

また医師・看護師・職員が使用する場所では、例えばトイレの温水や冷水器の利用を控えるなども節電対策として有効です。入院患者にも、手洗い場の水を出しっぱなしにしないなど、可能な範囲での節水を呼びかけると良いでしょう。

空調設備の使い方を見直す

空調設備の使い方を見直すことも、病院の電気代削減に大きな効果をもたらします。

具体的には、室温設定を夏は28度、冬は20度に調整し、各部屋の用途や時間帯に応じて細かく制御します。また、ブラインドやカーテンを活用して日射を調整したり、扇風機を併用したりすることで、空調の負荷を軽減できます。

さらに、定期的なフィルター清掃や室外機の点検を行い、効率的な運転を維持することも有効です。これらの取り組みにより、病院内の快適性を保ちつつ、大幅なコスト削減が可能となります。

設備更新時に検討したい電気代のコスト削減アイデア

設備更新のタイミングで導入したい節電アイデアを、空調、照明、給湯器関連に絞って紹介します。

日射調整フィルムの採用

日射調整フィルムは、窓ガラスに貼り付けて日射を遮断し、冷房負荷を減らす技術です。太陽光の熱線を反射・吸収することで室内の温度上昇を抑えられます。

設置にかかる費用相場ガラス1㎡あたり9,000円~15,000円程度で導入
期待できる電気代コスト削減効果15~30%程度削減されることがある
(メーカー実験値)

インバータの採用

インバータは、モーターの回転数を制御して無駄な電力消費を抑える技術です。ポンプやファンなどに使用されるモーターにインバータを取り付けることで、消費電力を大幅に減らせます。

設置にかかる費用相場kWあたり5~6万円程度
期待できる電気代コスト削減効果20%~30%程度、
場合によっては50%以上削減されることがある

自動電圧調整装置の採用

電気の需要先において、電圧を適正なレベルに自動的にコントロールする装置です。電圧が過剰な場合、供給量が下がるように調整されることから、無駄な電力を削減します。

設置にかかる費用相場1kVAあたり約1万円程度
期待できる電気代コスト削減効果約7~10%程度削減されることがある

建物の新築・改修時に検討したい電気代のコスト削減アイデア

病棟の新築や大規模改修の際は、建物の断熱性能を高め、高効率な空調・給湯設備を導入することで大幅な節電が可能です。

空調設備の節電に効果的なアイデア

建物の断熱性能を上げるため、屋根、壁、床などに断熱材を採用したり、窓に複層ガラス、熱線吸収・反射ガラスを使用したりすると冷暖房負荷を削減できます。空調設備では外気冷房システム、全熱交換器、高効率ヒートポンプ、ガス吸収式空調システムなどの導入が有効です。

また、変風量・変流量方式により無駄な搬送動力を減らしたり、大温度差方式で搬送動力を削減したりするのも一案です。最新のデシカント空調システムは、除湿と冷房を分離することで効率的な空調を実現できます。

給湯設備の節電に効果的なアイデア

CO2冷媒ヒートポンプ給湯器は、ヒートポンプにCO2を冷媒に用いることで大気熱を効率的に回収し、給湯効率を大幅に高めた技術です。従来の燃焼式給湯器に比べ、エネルギー消費を75%程度まで削減できます。

レジルが病院の電気代コスト削減に貢献できること

レジルではグリーンエネルギー事業で、再生可能エネルギーを提供しています。病院に最適な電力メニューをご提案し、再エネ導入や電力ピークシフトによる電気料金の削減をサポートいたします。
また、レジルでは法人や自治体のエネルギーの提供とともに、CO2の排出量の削減、太陽光や蓄電池、エネルギーの地産地消への対応など脱炭素に関わる取り組みのご支援も行っており、何からやるべきか・できるか等も含め検討の初期段階から具体的な検討段階まで、一気通貫でご支援させていただく体制を整えています。

ご興味がある方は、ぜひお問い合わせください。

まとめ

本記事では、病院の電気代の現状と節電の必要性について解説しました。空調や照明の設定見直しから始められる節電アイデア、設備更新や建物の新築・改修時に検討したい省エネ対策を紹介しました。

電気代高騰が経営を圧迫する中、できることから節電に取り組み、電気代削減を実現していきましょう。

参考:環境省|民生(業務)分野における温暖化対策技術導入マニュアル

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